通行中の市民や公園利用者が、即座に緊急情報を耳にすることができる

 2025年1月から、八千代市の県立八千代広域公園内に「防災ラジオ付き自動販売機」が設置されました。

この自動販売機は、八千代市のコミュニティラジオ局FMふくろうが発信する災害時の緊急情報を、自動販売機を通じて街行く人々に届けることができる防災支援サービスです。

 この取り組みは「飲む防災、飲む防犯」として、コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社とFVジャパン株式会社の協力により、全国で普及が進んでおり、県立公園への導入は千葉県初となります。

 自動販売機には、全天候型の防水・防錆仕様の自動起動ラジオが搭載されており、雨や風といった厳しい天候でも問題なく機能します。

災害時、FMふくろうから発信される緊急情報を、自動販売機のラジオが自動的に受信し、スピーカーから音声で流れます。

これにより、通行中の市民や公園利用者が、情報を得られない状況でも、即座に重要な情報を耳にすることができるので、災害時には、屋外にいる人々に大きな安心感を与えることができます。

平常時にも地域の安心・安全に関する情報を発信

 自動販売機のスピーカーは災害時だけでなく、平常時にも地域の安心・安全に関する情報を発信します。

例えば、不審者の目撃情報やお年寄りや子供の行方不明情報、消防署からの火災情報、警察署からの事件・事故情報など、日常的に役立つ情報も届けます。

これにより、地域住民の防災意識が高まり、自らの安全を守るための意識向上にもつながります。

 今年で東日本大震災から14年。この取り組みは、震災の教訓を忘れず、首都直下型地震などのリスクに備え、日頃から防災意識を持ち続ける大切さを再確認するきっかけとなります。

これが全国に広がり、もっと多くの地域で防災意識が高まり、災害時の情報共有がスムーズになることを期待しています。

FMふくろうでは、防災ラジオ付き自動販売機の設置にご協力いただける場所を募集しています。

防災ラジオ付き自動販売機

【設置場所】県立八千代広域公園内(八千代市村上2413)
【問い合わせ】047-450-2960(株式会社ふくろうエフエム)



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