生浜高校のビジネス研究部は「⾼校⽣の⼒で地域を元気にしよう!」をテーマに、地域活性化・地域連携活動を通しビジネスを学ぶ珍しい部活動です。活動内容は主に千葉の名産品「海苔」の商品開発・PR活動を行っています。

なぜ海苔なんですか?
 (部長の北村さん)千葉市はかつて海苔の消費量日本一でした。(現在の1位は佐賀県)そこで、私たち高校生の力でもう一度1位の座を奪還したいという思いから「目指せ!千葉海苔消費量全国1位!」を掲げ、千葉海苔問屋協同組合様のご協力のもと活動が始まりました。
 皆でアイデアを出し合ったものを地元の企業様に持ち込み、商品化してもらっています。千葉でしか食べられない海苔グルメを通してたくさんの人に千葉の海苔の美味しさを知ってもらいたいです。

どういう商品を開発してきたのですか?
 海苔アイス、海苔おやき、海苔餃子、海苔コロッケなど…意外性のある、見たことのない商品をコンセプトに作ってきました。完成した商品は地元のイベントや文化祭で自分達の手で販売し、商品が生まれてから消費者の手に渡るまでを見届けます。海苔コロッケは地元のスーパー「せんどう」にて実際に商品化され販売されました。

海苔コロッケ

人気商品はありますか?
 海苔餃子はイベントや朝市に出店すると、即完売してしまうほどの人気商品です。焼きたてを提供しているので、海苔の焼けた香りと、見慣れない商品名に吊られて行列ができます。「自宅でも楽しめるように冷凍で欲しい」というご意見も多いので、冷凍での販売も視野に入れています。

海苔餃子

商品開発をしてきて印象に残っていることは?
 海苔アイスを作ることになって出たアイデアは真っ黒のアイスを作ることでした。これは見たことのない商品だぞ!と思いアイデアを牧場に持ち込んだところ「製品上実現は難しい」という厳しいご意見をいただき…試行錯誤を重ね、バニラアイスの中に海苔が混ぜ込まれたアイスが販売されました。結果こちらもとても好評でしたが、限られた条件の中でアイデアを完全再現することはそう簡単ではないのだな、と痛感しました。

海苔アイス

 (顧問の青木先生)8月7日(土)には幕張ベイタウン商店街のコミュニティスペース絆にて開催されるキュービックマルシェ(11時〜16時)に出店予定です。自分達のアイデアで生まれた商品を食べたお客様のリアクションを直で見て、新たな課題や次の目標を見つけ、商品の質とアイデアを年々高めていってほしいです。ぜひ彼らの姿を見に来てください。

あとがき
 最後に皆さんは将来どういうお仕事に就きたいですか?と聞いたところ、設計士、動物園の飼育員、ゲームクリエイター、物を作る仕事、芸術関係…と、皆しっかり将来のビジョンを持っていました。
 今回は取材で生浜高校に伺ったのですが、自分が高校生だった頃、どのようなことをもっと教えてほしかったかな、と思い出しながら私の経験で伝えられることをできる限り伝えました。広告業界のこと、フリーペーパーのこと、あまり聞き慣れない業界の話なのか、みんな真剣に聞いてくれました。
 これから仕事の種類も仕様も変わっていくであろう社会に出て行く子供達の力に少しでもなれたら嬉しいです。あと、久しぶりに学校の中に入ってとても懐かしい気持ちになりました(笑)

 ビジネス研究部では海苔の商品開発に協力してくださる企業様・イベント出店場所を募集しております。自社の商品とコラボしたら面白いかも?と思う企業様はお気軽にお声がけください。(ビジネス研究部一同)

生浜高校ビジネス研究部一同

生浜高校ビジネス研究部
【住所】千葉市中央区塩田町372
【お問合せ】☎️043-266-4591

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