ユーカリが丘にある宝樹院は坐禅会や写経会などを毎月開催しているお寺。日常の中で気軽にお寺の文化に触れられる場所として、地域の人々に親しまれています。

そんな宝樹院で季節の変わり目となる5月と10月に開催される「ほうろく灸」。5月の会に参加してきました。

 ほうろく灸とは、江戸時代から暑気払いとして伝わる養生灸です。頭に手拭いをのせ、その上に素焼きの「ほうろく」と呼ばれるお皿を伏せ、ヨモギの葉から作られた「もぐさ」を置いて火をつけます。

頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」という、東洋医学でさまざまな不調に用いられるツボを温める見た目にもインパクトのある「頭のお灸」です。

ほうろく灸で心身ほくほく

 お昼過ぎに宝樹院を訪れると、境内にはもぐさを焚いた独特の香りが漂っていました。

整理券を購入し、時間になったら、ほうろく灸についての説明を受けます。本堂の席へ案内されると、火のついたもぐさをのせたほうろくが運ばれてきました。

 傾かないように背筋をまっすぐにして、頭の上へお皿をそっとのせます。すると、手拭い越しに頭頂部へ、じんわりとした心地よい温かさが伝わってきました。

 しばらくするとその温かさは、はっきりとした熱さへ変わり、意識が自然と頭頂部へ集中…。周りを見渡すと、大人も小学生も、ほうろくから伝わる熱を感じながら静かに取り組んでいました。

とはいえ、熱くなったら無理は禁物。ほうろくは、膝や手のひらなど、痛みが気になる場所に移して温めることもできます。

最後は、健康を祈願するお経に耳を傾け、健やかに過ごせるよう手を合わせながら温まります。

 終わった後はヨモギ茶をいただき頭もお腹もぽかぽかに。サウナから出た後のように、すっきりとした顔でみなさんお寺を後にしていました。

プチマルシェめぐりで四季を楽しむ

 当日はプチマルシェも同時開催され、手作り品の買い物やキッチンカーを楽しむことができます。

四季折々の植物が彩る境内は心が落ち着き、奥に進むと、佐倉の風景を一望できる場所があることにマルシェをめぐっていて気が付きました。

 お灸とお経を一緒に体験できるのは、宝樹院ならでは。慌ただしい日常から少し離れ、季節の変わり目に自分の体に意識を向けるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

宝樹院 ほうろく灸&プチマルシェ

【住所】宝樹院(佐倉市上座1041)
【日時】
10月25日(日) 全7回(定員25名)
①9:30・②10:10・③10:50・④11:30
⑤13:00・⑥13:40・⑦14:20
【参加費】1,000円 【子ども無料】現金のみ
※手拭い1枚ご持参下さい(貸出可)
【問い合わせ ※メール推奨】info@houjuin1353.com 043(487)6505
【HP】https://houjuin1353.com/





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