毎年8月の末には八千代ふるさと親子祭が開催されています。2016年に4年ぶりに再開した花火大会では、手筒花火と打ち上げ花火が晩夏の夜空を彩りました。この儚くも美しい打ち上げ花火を作られているのは、八千代市在住の花火師さん。 ㈱元祖玉屋の代表取締役・中嶋勝さんのお話を伺いに八千代市保品の作業場を訪ねました。
—略歴を教えてください。
1915年設立。 千葉の花火を守り続けて100年、私で三代目です。 現在は家内と三人の息子の他スタッフと共に、お客様を感動させる花火をモットーとし、安全に、そして新しいモノに挑戦し続ける精神で日々精進しています。
—やりがいは?
花火作りは全て手作業。 調合から打ち上げ迄の全過程を自分の手で行うので責任と達成感があります。 火薬を扱う作業は危険も伴う為、常に安全を心がけていますので、全ての花火を無事に打ち上げ終えた瞬間は ホッとしますね。 そして、打ち上げている時に我々の耳に届くお客様の歓声が一番のご褒美です。
—八千代ふるさと親子祭の花火の見所は?
今年は、お祭り史上最大の8,000発の花火を打ち上げます。 花火専用コンピュータを使い、1/100秒間隔のタイミングで打ち上げ、会場が幻想的な空間に包まれます。 是非、会場でご覧下さい。
また、八千代ふるさと親子祭について、実行委員会事務局の立川さんにも見所を伺いました。
「盆踊り、灯ろう流し、 よさこい演舞など例年 の催事に加え、市制施行 50周年を記念し、昨年の3,000発を上回る8,000発の打ち上げ花火が新川上空に輝きます。 打ち上げ数は、八千代の『八』にちなんでいるんですよ(笑)今夏最後の思い出に是非、ご来場をお待ちしております。」※取材時2017年
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今回取材させていただいた㈱元祖玉屋は直系でこそないものの、玉屋の暖簾を守っています。 着火は手作業から電気点火方式へと変わりました が、玉作りの基本は昔と 変わらないとのこと。中嶋さんは、小さい頃から先代の背中を見て育ち、打ち 上げ花火を身近に感じて育ったそうです。そんな中嶋さんにとっての打ち上げ花火は『ずっとここにある手放せないもの』であり、その想いは確実に次世代へと受け継がれているのを感じました。 古人も愛した玉屋の花火が、時を超えて八千代市で作られ、打ち上げられる感動を、八千代ふるさと親子祭で体感してください♪
八千代ふるさと親子祭
【日時】例年8月末開催 ※荒天時は翌日順延
【場所】県立八千代広域公園および村上橋周辺
【アクセス】東葉高速線「村上駅」から徒歩10分、「八千代中央駅」から徒歩15分
【お問合せ】八千代ふるさと親子祭実行委員会事務局(八千代商工会議所内)☎︎047-483-1771
※各種行事は都合により変更の場合あり。
※当日は会場周辺で交通規制あり。