B型事業所が運営する駄菓子屋
就労継続支援B型事業所とは、障がい者が一般企業での就労が難しい場合に、就労の機会を提供する施設です。
そこで働く利用者は、一般就労への準備をしながら、実際の仕事を通じて社会参加を果たします。
京成大和田駅から徒歩3分のところに、そんなB型事業所が運営する「駄菓子屋オーダーメイド」が今年の3月にオープンしました。
駄菓子屋オーダーメイドでは、利用者が商品の陳列、接客、レジ打ちを担当しています。
彼らは、これらの業務を通じてコミュニケーション能力や金銭管理、接客マナーなどのスキルを習得し、自信をつけ、将来的にはA型事業所(※)や一般就労へのステップアップを目指しています。
B型事業所では、利用者が無理なく自身のペースで働くことができ、働いた分の時給が支給されます。
オーダーメイドでは最低週2日から働くことができ、3月オープン現在、20代から60代までの6名の利用者が働いています。(※A型事業所では雇用契約を結び、最低賃金が保証されます)
接客を通して障がいへの理解を深めてもらう
「駄菓子屋には、夕方になると学校を終えた子供たちが訪れます。
ここで働く利用者の温かい接客に触れることで、子供たちに障がいに対する理解を深めてもらい、共生社会の実現に向けて一歩近づくお手伝いもしています。
近隣の柏井小学校からの依頼で名札の販売も行っているので、今後は小学校との連携も図っていければと思っています。」と代表の星野さん。
取材時には、2階の会議室で、利用者の方達がお仕事についての会議を行っていました。
今後は駄菓子屋以外にも新たに挑戦できるお仕事を増やしていく予定だそうです。
大人の方々も、地域の一員として B型事業所の駄菓子屋に訪れてみてはいかがでしょうか?
懐かしい駄菓子を楽しみながら、利用者と地域が共に成長する場となり、多くの人々に愛される駄菓子屋であり続けることを願っています。
就労継続支援B型事業所 駄菓子屋オーダーメイド
【営業時間】10時〜17時
【住所】八千代市大和田1010-18
【問い合わせ】047-486-0707