日本住宅公団(現在のUR)によって開発され、1970年に入居がスタートした八千代市の米本団地。
NEIGHBOR FOOD PLACEは米本団地内に2018年まであった銀行の建物をリノベーションして、昨年5月にオープンしたカフェレストランです。
昭和の団地の中に突然出現するおしゃれ過ぎる外観…でも目障りじゃない。
とても気になる雰囲気を放ちます。
「美味しいシェア」をテーマにした交流拠点
当施設は「美味しいシェア」をコンセプトに団地住民や地域住民が交流することで地域の課題を解決していく、コミュニティプロジェクトとしてスタートしました。
単身世帯や共働き世帯の増加により、一人で食事をとっており、誰かと一緒にご飯を食べたいけれど食べる人がいない…時間や場所が合わない…という意見の多かった米本団地。
お米も野菜も果物も豊富なのに地産地消率の低い八千代市の野菜。
これら二つの課題を「食」をハブにして解決することを目指しています。
高齢者の課題解決
高齢者の孤食や栄養の偏りを解決する他、団地住民にお弁当やお惣菜を届ける「旬・食菜便」の取り組みも行われています。
地元野菜の課題解決
料理に使われている食材は採れたての八千代市産の野菜で、余った食材を使うことで、フードロスの軽減にもなっているそうです。
店内は低いテーブルで構成
店内はナチュラルテイストで広々としており、心地の良い空間となっています。
低めのカウンターテーブルから小上がり席まであり、車椅子や足の悪い人・お子様も安心です。
取材時には常連の方達がテーブルを囲み楽しそうにお茶をしていました。
おばんざいセットが人気
小さいお皿にちょっとずつおかずが盛られた、おばんざいセット(680円)が人気メニュー。
少食の方でも食べやすく、野菜中心の優しい味付けのおかずが並びます。
今回はおかず2種セット(+200円)にしていただきました。八千代市産のお米のごはん、八千代市産の野菜の入ったお味噌汁・煮物、ふわふわ柔らかくジューシーなハンバーグ、ご飯が進む焼鮭、八千代市産の生姜の佃煮(初めて食べた)、八千代市産にんじんドレッシングのサラダ。卵焼き。
旬の野菜が沢山採れて大満足でした◎
落ち着く空間
窓際の席で通りかかる人を眺めながらお料理をいただいたのですが、ここだけゆっくりとした時間が流れているようで、とても落ち着きました。
店頭では地元野菜・メニューのおかず・デザートが一部販売されており、人気のとろっとプリン(250円)をお持ち帰りしました。(甘すぎず口溶けの良い食感でした)
あとがき
初めて米本団地内を散策したのですが、中央のメインストリート沿いにスーパー、コンビニ、郵便局、市役所と、生活に必要な施設が揃っており、利便性に驚きました。
団地の中は静寂で、すれ違う方はやはり高齢の方が多かったのですが、ベンチで将棋を打っていたり、お友達と談笑していたり、ウォーキングをしていたりと、皆さん進んで外に出て住民同士で交流を取っているようでした。
2月は新川の河津桜が 見頃を迎えます(例年2月下旬〜3月上旬頃が見頃)。
NEIGHBOR FOOD PLACEは道の駅やちよから徒歩約10分(米本支所の隣)。
お花見にお出かけの際にぜひ立ち寄られてみては。(うきみ)
NEIGHBOR FOOD PLACE(ネイバーフードプレイス)
【住所】八千代市米本1359 米本団地4-40(米本支所の隣)
【営業時間】11:00〜16:00(変更の可能性あり)
【定休日】日・月曜日
【駐車場】駐車場8台
【問い合わせ】☎047-409-5031
【HP】https://neighborfoodplace.jp