最近話題の工場見学ですが、八千代市にも子ども達に学習の場を提供したり、地元を大切にする企業があります。今回は、地域の方に業務内容を深く理解してもらえる取り組みを行っている「石井食品八千代工場」をご紹介。普段はなかなか見ることの出来ない工場へ、社会科見学をしに出かけてみましょう。
石井食品八千代工場は 八千代緑が丘駅より徒歩 10分。こちらの工場は市内の小学校の副教材としても利用され、地域の方への食育やコミュニケーションの場にもなっています。
おなじみのロゴが目立つ工場。どこで商品が作られているのか想像しながら中へ入ります。
まず、見学の内容についてまとめられたビデオを視聴し、こだわりの原材料や、製造から出荷までについての知識を学びます。素材の良さにこだわった厳選素材や、アレルギーを持っている方のために卵や乳を使わない製品を開発するなど、より安心して食べられるように工夫されていることがわかります。特に卵アレルギーに対しては、卵を身ごもる前の若鶏の肉を使用するなど、徹底した配慮がされています。
知識を入れたら、衛生のため頭にネットをかぶり、工場見学ツアーへ出発!ガイドの鈴木さんに案内していただき、ミートボールの製造工程を見学します。
まず素材のチェック(異物混入の有無)を行い、それが済んだ原材料を機械に投入。混合機がダイナミックに材料を混ぜていく様子に圧倒されました。
「旨味を引き出すため若鶏の骨に近い身を使っているので、肉の色が少し濃いです。10㎏ほどある鶏肉のブロックは重量があるので、製造職場では体力のある男性が中心に働いています。」と鈴木さん。
ここからの加熱・袋詰めの工程は、ビデオでの見学になります。出来上がった製品はもう一度厳しい異物混入の検査を行い、合格したものを一つ一つ箱詰めにして出荷します。
こうして、食卓でおなじみの無添加調理(製造過程においては食品添加物を使用していない)で製造されたミートボールやハンバーグは、全国へ届けられます。この工場での1日の生産量は、ミートボールが約14万袋、その他製品と合わせて約25万袋を製造しているそうです。
キビキビと働く人たちや、実際の製造工程をほぼ全て近くで見学できるので、安心感が高まります。
見学コースの後、出来たてのミートボールを 試食させていただきました。柔らかく、みじん切りした玉ねぎがより感じられ、旨味と食感両方が楽しめました。
「見学を終えて、皆さんが笑顔で帰っていく姿を見ると嬉しくなります。」と鈴木さん。楽しい工場見学を、是非体験してみてください。
石井食品八千代工場見学
【場所】八千代市吉橋1835
【見学日】 月曜日〜土曜日 ※要予約
午前の部/10時〜11時30分
午後の部/13時30〜15時 (各90分)
【定員】 40名様迄
【入場料】 無料
【定休日】 日曜日・祝日・工場指定休
【お問合せ】 石井食品株式会社 総務 ☎︎047-459-7541
※工場休がありますので、詳細はお問い合わせください。また、11月、12月は繁忙期により工場見学はお休みしております。
※小学生の社会科見学は別途対応いたします。
※見学開始時間の10分前までにご来場ください。
※キャンセルの場合は、必ず事前にご連絡ください。