年に2回のチャリティー・コンサートを開催

すずめ踊り

 SINCSの頭文字は
S=白井市の
I=インテリジェンス(情報)
N=ネイチャー(自然)
C=カルチャー(芸術文化)
S=ソサエティー(団体)

「白井自然と芸術文化の会」との意味で、芸術文化や人と人の交流の発展を目的に、チャリティ・コンサートなどを開催しています。

事務局長のひらた新子さんにお話を伺いました。

白井市文化センターの大規模改修・継続維持を願う有志が集まり結成

大ホールのピアノ

 市民の文化芸術の発展育成のために建設された白井市文化センターは、図書館・歴史資料館・プラネタリウム、そして、文化会館を備えた複合施設として1994年に開館しましたが、設立以降、一度も大規模改修が行われていませんでした。

元々、全国の公営ホールで黒字経営をしている所は無く、今後は人口減少等が追い打ちをかけると文化センターの改修が非常に懸念されるとの思いで、文化芸術・教育・娯楽・出会いの拠点である施設の大規模改修・継続維持を願う有志が集まり、2010年SINCSを立ち上げました。

 特に、大ホールの音響環境は素晴らしく、ピアノは丁寧に管理・調律されており、プロピアニストのCD収録にも使用されるなど、市民は勿論、訪れるプロ演奏家たちにも高評を得る空間として、とても愛されています。

最高のステージを提供

毎回いろんなゲストをお招きしています

 夏は珠玉のプロ演奏家による演奏会を、そして、冬は白井市・近隣市で活動する音楽・ダンス・市民活動団体に、必ずゲストのプロを諸兵して盛り沢山のチャリティ・コンサートを開催しています。

 3年間の自粛を経て、再始動となる今回は、白井市出身・在住の俳優、長野克弘さんをゲストに白井を軸にした劇、IMエンジェルスのダンス、シニア・アンサンブル“ノービレ”の演奏、白井再生可能エネルギー協議会の講演他「ふるさと」をテーマにお楽しみ頂くプログラムです。(※こちらのイベントは終了しています)

 SINCSのステージでは、出演者は観て頂くお客様を呼び込むことで音響照明の整った舞台に立ち、お客様は出演者が懸命に磨き上げたパフォーマンスで存分にお楽しみ頂く…チケット収益金で全てを賄い、芸術文化に関わる人々を応援し最高のステージを毎回お届けしています。

歌の力で誰かの役に立つ

 経費を除いた収益金は、白井市まちづくり寄附金【芸術文化事業】と共に、(これまでは、白鳥の会や東日本大震災の復興事業への寄付に贈られてきましたが)昨年度からは、国連UNHCR【難民支援】や【白井市社会福祉協議会】に贈呈しています。

 戦争や気候変動・大災害などに翻弄されている方々の現状に、同じ時代を生きる者として、自分たちのささやかな活動が届くことを願い布地を持ち寄り、ハート型のグッズ他を手作りするココッツ(心と心をつなぐの意)では、誰かの助けなることを実感してやり甲斐を見出す高齢の協力者も多く、当日会場でも販売しています。
皆様、お誘い合わせの上、是非ご来場ください!

高齢者ネットワーク事業 歌いま唱歌♪

歌いま唱歌♪の様子

 チャリティー・コンサートとは別に、SINCSが2015年から開催している「歌いま唱歌♪」は懐かしく美しい日本の歌を女声合唱団有志と一緒に来場者全員で楽しく元気に歌う会。

参加条件はなく、名前も住所も問わず、誰が来てもOK。

隣の人とお腹から声を出して歌うことで生活に明るさを届けることが、孤立しがちな高齢者の方の生活課題の解消にも役立っています。

筆者あとがき

 白井市役所の1階(まちづくりサポートセンター)にはSINCSをはじめ、市内で活動されているサークルや市民活動団体の情報が掲示されています。

白井市民として誇りを持ち白井市を盛り上げようと娯楽や交流に力を入れていることが伝わってきました。

 歌を歌う・芸術文化を楽しむ喜びが、どこかで困っている人の助けになる。

出演者・来場者を問わず、皆が幸せを互いに分かち合うSINCSの今後の活動に注目です。

白井自然と芸術文化の会 SINCSチャリティ・コンサート

【日時】例年2回(夏8月・冬12月もしくは1月)開催
【会場】白井市文化会館 なし坊ホール(白井市復1148-8)
【料金】999円(※全席自由・当日券有り・電話・メールにて事前予約可)
【電話】☎080-4727-8718(事務局長:ひらた新子)(メール)sincs_sincs@yahoo.co.jp

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