千葉市にあるホキ美術館は現代の日本人画家による写実絵画を専門に収集・展示している日本でも珍しい美術館。写実絵画…美術に詳しくない人には聞きなれない言葉ですが、皆さんはどんな絵画か想像できますか?

現実よりリアル!? 写真と見間違える絵画

 写実絵画とは簡単に言うと人間の目で見たままを描いている絵画のことです。そのリアルさに絵画を見た人は皆声を揃えて「まるで写真のよう」と言ってしまうそうですが、実際にホキ美術館で作品を 間近で見ていると、被写体の息遣いが、心音が聞こえるような…写真とはまた違う独特な存在感を感じます。

ホキ美術館
塩谷亮《相韻》2018年 ホキ美術館

 ホキ美術館の館内は絵画の魅力を最大限に引き出せるよう、白を基調とした優しいシンプルな創りになっています。それに反動するかのように外観はまさに「突き抜けた」、とてもインパクトのある創り。館長のこだわりを感じます。

ホキ美術館
インパクトのある外観

 現実世界を描いているだけあって写実絵画は感情移入がしやすく、描かれている人物の人生や感情を思わず想像してしまいます。絵や芸術に関心のない人でも飽きずにずっと見ていられますよ。
 芸術の秋はホキ美術館で、写実絵画の世界を体験してみてはいかがでしょうか。

ホキ美術館
【住所】千葉市緑区あすみが丘東3丁目15
【金額】一般1,830円/高校生・大学生・65歳以上1,320円/中学生910円/小学生以下無料(大人1人につき小学生2人)
【休館日】火曜日
【お問合せ】043-205-1500
【HP】→ホキ美術館

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