佐倉の水で育った新鮮な蓮根

 穴から先が見通せる蓮根は『将来の見通しがよくなるように』という願いが込められ、縁起物としても喜ばれます。

このお正月、おせち料理や煮物で口にした方も多いのではないでしょうか。

 佐倉れんこんは佐倉駅から徒歩10分ほどの場所に広がる広大な蓮根畑「松本蓮園」で作られています。

佐倉市で蓮根…?蓮根きんぴら好きの筆者も初耳でした。

 佐倉市は『印旛沼』が近くにあって、水源が豊か。
柔らかくとろみのある土壌は、傷が少ないまん丸で綺麗な形の蓮根を作ることができます。
収穫の際は、蓮根を傷めないよう、水圧機と手掘りで一人で収穫しています。

と、生産者の松本さん。

脱サラから蓮根農業に挑戦

 蓮根ってどちらかというと食感を楽しむ野菜ですよね。でも、ちゃんと「蓮根の甘い味」もするのが佐倉れんこん。

シャキシャキ柔らかく、見慣れた蓮根より皮も断面もみずみずしく透き通るように白いのが特徴です。

 サラリーマン時代に海外出張で訪れた中国で、日本の野菜が高く売買されていることを知った松本さん。日本の農業の品質の高さに感銘を受けたことをきっかけに脱サラし、松本蓮園を開業しました。

(松本さん)
蓮根は年中収穫ができることも利点ですが、実は数十種類の品種があって味もそれぞれ全然違う。

そんな秘めたるブランド力を持つ点も蓮根栽培を始めたきっかけでした。(佐倉れんこんは金澄20号のという品種)

最初は誰も蓮根を作っていない場所で一から始めるのは難しいと思っていましたが、今は水と自然の豊かな佐倉だからこそ作れた蓮根があると思っています。

いつかは佐倉市を蓮根の大産地にして、佐倉市が好きな理由の一つに「佐倉れんこんがあること」と言ってもらえる日がくることを夢見ています。

蓮根を収穫する松本さん

あとがき

 そんな松本さんおすすめのレシピはシンプルにオリーブオイルで焼いて塩コショウ。

JA野菜畑 佐倉店まで買いに行った筆者(午前に行ったらたくさん置いてありまました)はきんぴらと天ぷらにして食べました。

 松本さんの愛情と手間のかかった佐倉れんこんを今夜の一品に加えてみてはいかが?

白い蓮根は食卓の彩のアクセントにもなってくれますよ。

佐倉れんこん

【販売所】
・しょいか~ご 千葉店(千葉市若葉区小倉町871)
・しょいか~ご 習志野店(習志野市実籾本郷34-1)
・ JA 野菜畑 佐倉店(佐倉市寺崎761)
※入荷がない場合もございます。お店にご確認ください
【価格】200円〜(贈答用もあります。詳細はHPへ)
【問い合わせ】☎043-284-3205(株式会社 佐倉れんこん)
【HP】https://sakura-lotusroots.com

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