「終活」最近よく耳にする言葉ですね。終活とは、人生の終わりをよくするために準備をすることなのです。元気なうちに旅行に行ってたくさんの思い出を 作ったり、自分が納得いくように物事を進めるために身辺整理をしたり。年配者だけではなく、子育て中の父母であっても、急に何かあった場合の確認にもなります。
 自分のこれまでを振り返ったり、未来をよく考えたりすることで、自分が今後どう生きたいのか、どう生きていくべきなのかがはっきりしてきて、さらに充実した人生を送る準備にもなるのです。
 例えば、「いつかは行ってみたかった」と思っていた海外旅行を計画して、そのために足腰を鍛えたり、素敵な遺影に触発されて写真館に足を運んだり。これらも素敵な終活なのです。

自分の想いを、大切な家族に伝えるために。
 身辺整理をノートにまとめて、なにかあったときに役立てるエンディングノートを作ることも終活のひとつ。なんだか遺言みたいで縁起でもないわ・・・という声が聞こえてきそうですが、「残していく家族のためにも書いてみたい」と思う人が増えています。
 エンディングノートを記しておけば、自分の存命中や死後に起こる多用な物事において、家族の負担を減らすことができるのです。
 例えば、急に入院・手術をするようになった時、現金や銀行口座、保険など金銭的な情報を伝えるのは困難ですが、その手続きは、同居家族ができない場合は同居をしていない家族やその配偶者が行うことになります。現金や印鑑は家のどこにあるか、保険はどこに請求するのかがわからないと、本当に困ってしまい、家族の一大事とは別の大きなストレスとなるのです。
 資産の状況やお葬式の希望など、自分が家族に知らせておきたい、ということをまとめて おくのが、このエンディング ノート。もちろん、財産分与などの希望などは書けますが、遺言ほどの法的効力はありませんので、気軽に書くことができます。 

自分の人生を見つめなおすきっかけに。
 最近では、エンディングノートの書き方講座なども開催されています。本屋さんでも書き込み式のエンディングノートが数種類並んでいるほか、終活フェアや葬儀社などのイベントで配っていることもあります。内容はほぼ次のようになりま すが、書きやすい項目から書いてみましょう。

●自分の履歴
●資産情報
 銀行口座・ローン・カード引落先、保険、年金、株券など
●親族情報
 続柄・住所・連絡先
●友人情報
 続柄・住所・連絡先
●介護・治療への要望
 告知・臓器提供・
 終末治療の要望など
●葬式内容の希望とお墓
 使用写真、宗派、予算、喪主など
●遺言的な内容(法的効力はない)
●家族などへのメッセージ

 いろいろな思い出話をしながら家族と一緒に書くのもよし。楽しかった旅行の写真を貼ってみてもいいですね。また、自分の生活や思いを振り返りながら、ひとり静かに書くのもよし。のちに大切な家族にあなたの愛情がしっかり伝わることを思いながら記す作業は、気持ちを豊かにしてくれるでしょう。
 ぜひ、あなただけのオリジナルエンディングノートを作って、素敵な終活を始めてみてください。

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