丑年と未年に行う、七年ぶりの祭り「下総三山の七年祭り」

七年祭りタイトル
今年、「下総三山の七年祭り(千葉県指定無形民俗文化財)」が行われます。
六年毎に一度、丑年と未年の秋に、下総地区にある4市9カ所の神社が集まって行うこの祭りは、数えで七年ごとになることから、七年祭りという名で呼ばれています。行事は9月の小祭と11月の大祭からなります。
起源については複数の説がありますが、千葉一族・馬加康胤にまつわる安産祈願と安産御礼の故事に由来する説が有力です。文安2年(1445年)、康胤の奥方は懐妊10カ月を過ぎても臨産の気配がないため、康胤はとても心配し、素加天王社(現・子守神社)と二宮神社の神主に祈祷を命じ、安産成就のあかつきには盛大に御礼の祭事を催すと誓いました。やがて男子が誕生し、康胤は喜び領地の村々に触れを廻して、盛大な祭事を執り行いました。それが、現在の「七年祭り」として伝えられてきました。
七年祭り1
小祭(湯立祭)は、前日の12日(土)午後4時に神揃場で年番長の挨拶後、二宮神社へ出発。神輿渡御が午後8時まで続きます。13日(日)は午前5時のお囃子に始まり、三山町内を神輿や山車、当時を模した衣装行列が 華やかに練り歩きます。
この祭りのユニークなところは、11月の大祭ではそれぞれの神社が親族縁者の役割を担って進められるところです。生まれてくる子どもを皆で大切に迎えて、神様に感謝する。現在まで何百年も変わらない想いを表している祭りだからこそ、脈々と受け継がれてきたのでしょう。
子どもを取り巻く状況が厳しさを増す現在、新しい命を授かった喜び、大切に育てていく楽しみという、人としての気持ちを思い起こさせてくれる、尊い祭りです。(H)

参加神社と役割
・二宮神社【父・夫】(船橋市三山)
・子安神社【母・妻】(千葉市花見川区畑町)
・子守神社【子守】(千葉市花見川区幕張町)
・三代王神社【産婆】(千葉市花見川区武石町)
・菊田神社【叔父】(習志野市津田沼)
・大宮大原神社【叔母】(習志野市実籾)
・時平神社【長男】(八千代市萱田町・大和田)
・高津比咩神社【娘】(八千代市高津)
・八王子神社 【末息子】(船橋市古和釜町)

二宮神社
【住  所】 船橋市三山5-20-1
【問合せ】 047(472)1213
【アクセス】 JR総武線「津田沼」駅から
北口バスターミナル4番・京成バス「二宮神社行」
終点下車徒歩3分
(祭り当日は車での来場は不可)
七年祭り2

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